五月の終わり、素焼きをはじめた途端、窯用の温度計が壌れた!
めっちゃ焦ったものの、気を取り直して電話。二か所から温度計を借りることにし、素焼きはそのまま続行。
過去の温度データと、記憶を頼りに火の色を見て、なんとか焚き上げました。いやー緊張した! (笑)
素焼きの終わったあと、温度計を借りに走って、二台のアナログ温度計が手元にやってきました。なかなかの年代物。これで本焼きを2回やることに。
使ってみると、アナログは牧歌的。針とにらめっこして目盛りを読み、このくらいかな、と「だいたい」の温度の見当をつける。ブザーもないので時計を気にしつつ温度計に足しげく参拝。静かな緊張感。
窯を焚いてるなあーという実感が強い。
今までずっとブザー付きのデジタル温度計を使ってきたので、一の位まで温度がわかるのが当たり前だった。ブザーに呼ばれて窯の強弱の切替をしてきた。窯焚きしているのを忘れそうになるほど(笑)便利だった。
ちょっと襟を正させてもらった感じです。
調べてもらったところ、炉用の温度計は「沼」ともいえる多種多様な機種があることも知りました。専門性高すぎの沼! (笑)勉強になります。
新しい温度計はもちろんブザー付きデジタルにするつもりだけれど、予備の一台にアナログを持っておくといいなあと思いました。
とんだアクシデントでしたが、なかなかの経験でした。